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シリアに関するアシュトンEU上級代表の声明

EU News 228/2012

2012/06/03
ブリュッセル

<日本語仮訳>

キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、次の声明を発表した。

「本日、コフィ・アナン国連・アラブ連盟共同特使と話し合い、アナン特使のダマスカス訪問および現地での協議についての報告を受けた。我々は、現状の評価について意見を交わし、シリア危機が現在節目を迎えているという点で意見が一致した。15カ月も流血が続いた今、あらゆる形態の暴力を直ちに停止し、政治的プロセスを開始するためのいかなる努力も惜しむべきではない。大惨事を避けねばならない。

暴力と弾圧は解決にはならない。これ以上紛争への軍事介入が進めば、シリアに多大な被害をもたらし、地域に大きな影響を及ぼす恐れがある。

私はEUが、アナン特使の6点からなる和平案の実施に向けた特使の努力を全面的に支持することを再確認した。

シリア政権に対し、あらゆる形態の暴力と弾圧を直ちに停止し、国連シリア監視団(UNSMIS)を全面的に支持するようあらためて要請する。EUは引き続きUNSMISを支援していく。

EUおよび他のパートナーの求めに応じ、国連人権委員会は6月3日(金)、シリアにおける人権状況の悪化とフーラでの悲惨な虐殺を非難する決議案を採択した。責任者はその責任を問われるべきである。フーラでの虐殺について、シリアに関する国際独立調査委員会は詳細な調査を早急に実施すべきであり、私はシリア当局に対し、同調査に全面的に協力するよう呼びかける。

私はまた、各国が力を合わせられるよう、引き続き国際社会におけるパートナーと緊密に連絡を取り合っている。現在、EU・ロシア首脳会談に来ているが、シリア問題は会談の主要議題のひとつとなっている。アナン特使の6点からなる和平案が成功するためには、ロシアの役割は不可欠である。我々は、暴力を終結させ、アナン特使の和平案を支持する方法を見いだすべく、ロシアとの緊密な協力を望んでいる」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。 http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/130593.pdf