ユンカー欧州委員会委員長、2015年11月のパリ同時テロから1年を迎え、声明を発表
EU News 364/2016
2016/11/12
ブリュッセル
<日本語仮訳>
ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長は、2015年11月13日のパリ同時テロから1年を迎えるにあたり、以下の声明を発表した。
「2015年11月13日、テロリストは、我々が集い、交流し、共に人生を体験する場としてこよなく愛するカフェテラス、レストラン、コンサート会場および競技場といったパリの心臓部を任意かつ野蛮な形で攻撃した。
あの残忍な夜の犠牲者の記憶は永遠に我々の心に刻まれることであろう。彼らはフランスを攻撃しようと考えた。しかしながら、あの悲劇的な夜、欧州の人々、世界中の人々は皆フランス人であった。攻撃を受けたのは、欧州全体、全ての民主主義国家であった。パリでは、その後のブリュッセル、ニースでも同様、これらの攻撃の加害者は、あらゆる宗教や信条を持った罪なき者、女性、子ども、老人や若者を攻撃することで我々の弱体化を狙った。彼らは、失敗した。なぜならば、力を合わせ、今まで以上に結束した我々は、手を組んで守ろうとする、まさに自由という価値そのものを決して放棄することはない。
欧州は、その市民の安全について譲歩することを拒むと同時に、その民主的で開放的な多元主義を保護するためにこの闘いを追求する決意であることを示した。
私は本日、パリで奪われた130人もの命とその遺族、およびテロ行為による精神的・肉体的な傷跡を今なお抱えている人々や自身が受けたトラウマを乗り越えようと日々勇敢に闘っている人々全てに思いを馳せる。私自身、および欧州委員会を代表し、彼らに対し、我々は力を合わせ、この目的を貫くと断言したい」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-16-3670_en.htm?locale=en
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