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コロンビア政府とコロンビア革命軍の和平協定調印を受けたモゲリーニEU上級代表の声明

EU News 312/2016

2016/09/26
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)が、カルタヘナ・デ・インディアスにて和平協定に調印するのを受け、以下の声明を発表した。

「本日コロンビアにおいて和平協定が調印されることは、同国と同国民にとって、また世界全体にとって朗報である。本日コロンビアは、勇気をもって50年間続いた紛争を終わらせ、新たなページを開く。全世界に向けて、指導力と決意をもってすれば、平和が可能であり、平和を現実のものにできることを示すのだ。まさに、世界中に希望のメッセージを放つのである。

EUは、最初からこの和平プロセスを積極的に支援してきた。式典に私の代理として出席するイーモン・ギルモア特使こそが、EUのコミットメントの証人である。

しかし、この和平協定へのEUの貢献は、象徴的な意味をはるかに超えるものである。

まさに本日、EU理事会が、FARCをテロ組織リストから外す決定を行う運びになっている。その決定は、和平協定の署名をもって効力を発する。

そして、EUは和平協定承認のための国民投票が実施された後、その実施に焦点を当てた支援を継続する意向である。実際、6億ユーロ規模の、信託基金を含む支援パッケージの起動を準備中であり、これにはEU加盟国の多くが積極的に貢献している。

今、平和はコロンビア国民の手中にある。和平協定の承認は南米大陸全域に、そして世界全体に、良い意味での衝撃を与えることだろう。和平のメッセージを放つことだろう。我々全てが平和を可能にする努力をすれば、終わらせられない紛争はないという、強いメッセージを送ることだろう」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/10489/statement-by-the-hrvp-on-the-occasion-of-the-signing-of-the-peace-agreement-between-the-government-of-colombia-and-the-farc-in-cartagena-de-indias_en

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