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国際シリア支援グループ共同議長の合意に関するモゲリーニEU上級代表の声明

EU News 294/2016

2016/09/10
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

「国際シリア支援グループ(ISSG)の共同議長である米国とロシアが発表した合意は、シリアにおける敵対行為の停止を復活させるものであり、大いに歓迎する。国連安全保障理事会によりテロ組織と指定されたグループ以外の、全ての紛争当事者は、敵対行為停止を回復させ、包囲を全面的に解くとともに、必要としている人々に人道援助を同国全域において持続的に届けることが出来るようにし、抑留者と行方不明者の問題の解決を図るべく、実質的な行動をとらなければならない。

最初の敵対行為停止合意後に、戦闘が再開したことにより、この紛争を軍事的に解決することが不可能であると再度証明された。そして、シリアからダーシュ(「イスラム国〈IS〉」)と国連が指定した他のテロ組織を一掃することが、この内戦を政治的に解決するために不可欠であることが、証明された。EUは、ISSGの共同議長と共に、関連する国連安保理決議、および今週前半に上級交渉委員会が発したものを含む、シリア関係者からのインプットに基づいて、国連として政治的移行の提案を準備するよう要請する。

当該提案は、我々も全面的に支援している、スタファン・デミストゥラ国連特使が仲介した直接交渉である、シリア当事者間協議を回復させるための起点とならなければならない。EUは、デミストゥラ特使および2人のISSG共同議長と緊密に連携しつつ、この交渉を全面的かつ積極的に支援する。

また、政治的移行が始まった暁には、安定化と復興に向けた支援を行う」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/9665/statement-by-the-high-representativevice-president-federica-mogherini-on-an-agreement-by-the-international-syria-support-group-co-chairs_en