北朝鮮の核実験を受けたモゲリーニEU上級代表の声明
EU News 293/2016
2016/09/09
ブリュッセル
<日本語仮訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。
「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は本日、再び核実験を行った。これは、複数の国連安全保障理事会決議が規定した、核兵器の製造と実験を行わないという同国の国際的義務に再度、直接に違反する行為であり、同国の周辺地域とその遠方の平和と安全に対する深刻な脅威である。
北朝鮮が進むべき道は明確であり、代替手段はない。すなわち、同国はその国際的義務に従い、完全、検証可能かつ不可逆的な形で全ての核兵器と既存の核計画を廃棄しなければならない。私は北朝鮮に対し、特に6カ国協議の枠組みを含む国際社会と信頼に足る、意味ある対話に再び関与し、このような違法かつ極めて危険な行動を止めるよう要請する。
私は、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)のラッシーナ・ゼルボ事務局長と連絡を取り、また大韓民国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外務大臣と先ほど電話会談を行った。
われわれは、国連安保理がこの問題について協議することを期待し、断固かつ効果的な立場を取ることを期待している。EUは、自身の行動をその決定と緊密に連携させる所存である」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/9582