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EU、シリアおよびアレッポ情勢に関する声明を発表

EU News 278/2016

2016/08/18
欧州連合理事会

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EUを代表して以下の声明を発表した。

「EUは、何十万人ものシリア人の命をさらなる危険にさらし、人道援助を提供し、紛争の政治的解決を支援しようとする国際社会の努力を妨げている、途切れることのない空爆や包囲など、シリア北部アレッポにおける暴力行為の拡大を非難する。シリア国民の保護に対する根本的責任は同国当局にあることを想起し、EUは、一般市民や民間インフラに対する全ての攻撃と、シリア政権による過剰かつ不釣合いな攻撃を強く非難する。

EUは、国際シリア支援グループ(ISSG)が支援し、国連安全保障理事会が全会一致で支持し、国連が開催した協議の場で合意されているシリア主導の政治的移行が、同国で5年以上続いている紛争を終結する唯一の方法だと考える。EUは引き続き、ジュネーブ・コミュニケと、関連する国連安保理決議の完全履行を確保するために、できる限りのことをする。この戦争の軍事的解決はありえず、暴力行為の拡大はこの取り組みの成功を深刻な危険にさらしている。

EUは、できるだけ早期にジュネーブでシリアの各勢力による協議の再開に向けた環境を整えようとしているISSGの共同議長と国連特別代表を支援している。EUは、スタファン・デミストゥラ国連特使とISSGの2人の共同議長と緊密に連携し、この交渉を完全かつ積極的に支援する用意がある。

従って、EUとその加盟国は以下を要請する。

- 医療措置のための避難・支援物資の搬入および不可欠な水道・電気インフラの修復を可能にするための、アレッポにおける戦闘の即刻停止。同市における人道支援活動は、人道的な目的を果たし、国際的な人道的原理や基準を完全に満たす必要があり、いかなる軍事作戦の一部であってはならない

- 全ての紛争当事者が敵対行為を停止し、全ての包囲網を解き、人道援助へのアクセスを、それを必要とする全ての者に継続的かつ全国的に認める

- 全ての国際的な関係者が、2016年5月17日のISSG会合における約束を守る

全てのシリア国民が関わり、代表されるような真の政治的移行なくして、同国に平和は戻らない。この移行プロセスが始まれば、EUとその加盟国は即座に同国の復興と、難民や避難民がその地域社会に復帰するための支援を提供することが可能となる」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2016/08/17-declaration-mogherini-on-syria-and-aleppo/