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EU・ミヤンマー関係発展のためのEUの改革支援戦略発表

EU News 193/2016

2016/06/01
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)のフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と欧州委員会は本日、、ミャンマーの移行が次段階に入るのを受け、EUが同国と野心的かつ前向きな関与を進めるための構想を打ち出した、共同コミュニケーション(政策文書)を採択した。

同コミュニケーションにおいて、ミャンマー政府の優先課題と国民の希望に応じて、民主主義の定着、永続的な平和の構築、公平な開発と社会正義の実現のために、あらゆる関係者と協力をする最善の道が示されている。

「ミャンマー/ビルマに関するEU政策の要素:民主主義、平和と繁栄のための特別な連携」と題する同文書には、以下の具体的提案および約束が含まれている。

- 効果的制度の構築、安全保障部門の改革援助、ならびに地方政府、司法部門、中央および地方議会、市民社会などを含む社会全体へのより強いかつ差異のある関与を通した、法の支配の完全遵守を伴った持続可能な民主主義国となるという、ミャンマーの目標を支援する。
- 共同平和基金を通じるなど、包摂的な平和体制の実施のために、あらゆる関係者と協力する。永続的平和の実現を支援すべく、EUは自らの経験を共有するとともに、関係者間の信頼醸成と和解促進に力を尽くす。
- ラキーネ州の状況、少数民族の尊重、ヘイトスピーチや非寛容への対策など、人権問題への対応と、国連人権決議の全面的な実施のために、ミャンマー政府との協力を進める。
- 社会サービスの効果を向上させるとともに、国家機能構築計画の一環として、部門別政策を作成するために、関連機関と直接協力する。また、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施を支援するために、的を絞った技術協力を増強する。
- 投資保護協定の締結を通して、欧州企業の関心を鼓舞する一方で、企業の社会的責任や責任ある投資を促進する。
- 地域統合プロセスの強化、およびEUのASEANとの連携向上の観点から、ASEAN加盟国としてのミャンマーとの協力を拡充する。

今後、この提案内容について、EU加盟国および欧州議会との協議を行う。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-2008_en.htm

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