世界人道サミットの結果を受けた共同声明

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EU News 179/2016

2016/05/24

＜日本語仮訳＞

5月23、24の両日、トルコのイスタンブールで開催された世界人道サミットに際し、欧州委員会のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ副委員長、ネベン・ミミツァ国際協力･開発担当委員およびクリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当委員は、以下の共同声明を発表した。

「日々、何千もの罪の無い人々が自然災害や紛争の犠牲となっている。世界中で1億3,000万以上の成人や子どもたちが、人道援助に頼っており、そのニーズは増える一方である。

この重大な時期に開催された初の世界人道サミットには、危機の防止、終息、また、支援提供手段の強化や再形成のための方策を見出すために国際社会が集結した。

我々は、このたび承認された政治的コミュニケを歓迎する。欧州連合（EU）は、本サミットにおいて、自身が責任を持つ政策、プログラムおよび基金に関して、個々に公約した。また、核となる5つの責任分野――それらに対しては国連が核となる取り組みを策定している――を大きく進展させることに専心する。

世界人道サミットは、本日、閉会するが、危機の防止、開発支援、より効率的で原則に基づいた人道援助への取り組みのための政治的行動を結びつける、新たなグローバルパートナーシップに向けた我々の努力は、始まったばかりだ。我々が直面する課題は複雑であり、単純な解決法は存在しない。

今こそ、本気で、本サミットでの公約を具体的な行動に移す時である。EUは世界最大の人道援助提供者として、困難の中にいる人々により良い対応ができるように、援助を再形成するために全力で取り組み、世界の全ての首脳に同様に行動することを呼びかける」