This site has been archived on 28 of April 2017
28/04/2017
ホームニュース・出版物ニュース2016> 欧州委員会、人身売買対策に関する初の進捗報告書を採択

欧州委員会、人身売買対策に関する初の進捗報告書を採択

EU News 170/2016

2016/05/19
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、人身売買との戦いにおける進捗状況について報告をした。この報告書は、人の売買への対応における傾向や課題を提示し、進捗状況を点検し、欧州連合(EU)とその加盟国が優先的に対応すべき主要課題を浮き彫りにしている。進展があったにもかかわらず、EU加盟国は人身売買と効果的に戦うには取り組みを強化する必要がある。

報告書では、EU域内で2013年~2014年に15,846人もの男女や少年少女が人身売買被害者として登録された。この事象を報告することの複雑さから見て、実際の被害者数は、各国当局の記録より相当多いことが推測される。報告書によれば、性的搾取を目的とした人身売買が今なお最も典型的で(登録された被害者の67%)、労働搾取目的(21%)がそれに続く。登録された被害者の4分の3以上(76%)が女性で、少なくとも15%が未成年者であった。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-1757_en.htm?locale=en