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28/04/2017
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欧州委員会、航空機の二酸化炭素排出に関する重要な合意を歓迎

EU News 45/2016

2016/02/09
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は、昨日、国際民間航空機関(ICAO)において、航空機から排出される二酸化炭素を規制する初めての国際基準に関する合意が達成されたことを歓迎する。

欧州委員会のヴィオレタ・ブルツ運輸担当委員は、「今回の合意は、航空機の排出量を抑制するための重要な一歩だ。野心的な気候政策は、エネルギー同盟を構築するという欧州委員会の計画の重要な一部であり、新たな航空戦略の優先課題でもある。欧州連合(EU)は、パリの国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)でもそうであったように、今回の合意に向けた調整を積極的に行ってきた。これにより、国際航空からの二酸化炭素排出を相殺する世界的な市場に基づく措置の創設に、より一層の弾みがつき、我々の希望通り、秋のICAO総会での合意につながることを期待する」と、述べた。

モントリオールで開催されたICAOの航空環境保全会議(CAEP)において、今後の航空機認証を高い燃費性へと導く二酸化炭素基準が合意された。同基準の課す厳格性と適用期日は、航空機の重量と、その対象が「新型」機なのか「すでに製造中」のものかによって異なる。新しい大型機については、将来的に過去最高の燃費水準を有する機種で保有機が構成されることを促すため、極めて野心的な基準が合意された。これらの機種への適用は2020年からとなる。2028年までには、既存の機種も新基準の対象となる。この基準の適用で、2040年までに、最高で6億5,000万トンにおよぶ二酸化炭素排出削減につながるとされる。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-16-267_en.htm?locale=en

File Photo: Violeta Bulc, on the right, watching the jet engine Date: 02/07/2015 Reference: P-028742/00-23 Location: Brussels - Zaventem Airport © European Union , 2015 URL