EU首脳、トルコと会談
EU News 356/2015
2014/11/29
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
2015年11月29日、欧州連合(EU)およびその加盟国の首脳らは、トルコと会談を行った。今般の会合は、EU・トルコ関係の発展と、移民・難民危機の管理への貢献に向けた重要な一歩となった。
ドナルド・トゥスク欧州理事会議長が同会合の議長を務め、アフメト・ダーヴトオール首相がトルコを代表した。
両者は、トルコのEU加盟手続きを再活性化させることで合意した。年2回の首脳協議を含む、より頻繁かつ体系化された会合を通じて、両者間のハイレベル対話を強化する。
定期的な首脳協議を通じて、EU・トルコ間の関係の発展を評価し、国際問題を協議する場が確保される。
本日の会合では、シリア情勢が引き金となった難民危機に対応するための共同行動計画が採択された。EUとその加盟国は、トルコとの協力を強化し、政治的・財政的関与を大幅に高める。
EUは、現在トルコ国内に留まっている多くのシリア難民への対応の一助となるべく、トルコに対し30億ユーロの最初の追加的支援を提供することを約束した。
行動計画の実施を受け、双方は、国際的な保護を必要としない移民について、以下の措置を通じて積極的な協力を強化する。
• トルコおよびEUへの渡航阻止
• 既存の二者間再入国規定の適用を保障
• 出身国への早急な送還
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/international-summit/2015/11/29/